塾長あいさつ

鉄山塾 塾長/小山 翔平

  • 山形県寒河江市出身、山形東高等学校卒。
  • 日本大学医学部医学科卒業後、整形外科専門医を取得。
  • 医療法人月山会 理事長

2013年に日本大学医学部医学科卒業後、山形県立中央病院で初期研修を行い、整形外科専門研修を経て2016年に日本大学医学部整形外科へ入局。その後、複数の病院で臨床経験を積み、2020年に整形外科専門医を取得。2021年に「おやま整形外科クリニック」を開院。趣味はバスケットボールや筋トレ。錦鯉や熱帯魚の観賞・飼育も楽しんでいます。

鉄山塾 塾長/小山 翔平

  • 山形県寒河江市出身、山形東高等学校卒。
  • 日本大学医学部医学科卒業後、整形外科専門医を取得。
  • 医療法人月山会 理事長

2013年に日本大学医学部医学科卒業後、山形県立中央病院で初期研修を行い、整形外科専門研修を経て2016年に日本大学医学部整形外科へ入局。その後、複数の病院で臨床経験を積み、2020年に整形外科専門医を取得。2021年に「おやま整形外科クリニック」を開院。趣味はバスケットボールや筋トレ。錦鯉や熱帯魚の観賞・飼育も楽しんでいます。

創塾の思い

 はじめまして。鉄山塾・塾長の小山翔平と申します。私は、高校までを寒河江で過ごし、1年間の浪人後、東京の私立大学の医学部に進学しました。その「1年間の浪人時代」と「東京での大学生活」で感じたことが、地元で塾を始めたいと思ったきっかけです。

浪人時代の衝撃

 高校時代、授業についていけなくなった私は、高校3年生の部活動引退後から必死に勉強しましたが、それでも現役では合格できず、東京・麹町にある河合塾に入塾しました。その時に、トップ講師と呼ばれる方々の授業がとても面白いことに驚かされました。高校までの淡々とした授業とは全く別物で、「工夫された授業内容」「生徒を授業に引き付ける話術」「暗記しやすい板書」など、授業時間の濃さが全く違うものでした。各科目にはスター講師と呼ばれるような先生がいて、その先生方の授業を聞くために生徒が授業に並んでいるというのが当たり前の環境でした。

大学の友人たちとの意識の差

 大学入学すると友人たちとの意識の違いに気づかされました。同じ大学の同級生たちには「勉強ばかりしてきた」という人は少なく、「勉強も部活も頑張ってきた」「高校時代から友達と遊ぶことも楽しみながら、でも勉強もしてきた」というような友人が多かった印象があります。高校まではほとんど部活動ばかりで、高校3年生から勉強を始めた私とは大きな違いだと実感した思い出があります。

東大医学部の方々との出会い

 そのように高校まで部活動ばかりを頑張ってきた私でも、大学進学後に「部活動を頑張ってきてよかった」と思えたことがありました。高校まで部活動だけだった分、部活動のバスケットについては医学部の中ではそれなりに目立つことができたのです。そのおかげで、東京中心に多数存在する他大の医学部の学生との交流が深まり、様々な学生たちの考えに触れることができたのです。そこで一番感銘を受けたのが、やはり東京大学医学部の方々です。

 東京大学医学部の方々とはいろいろなご縁があり、たまにバスケ部の練習に参加させていただくこともありました。最初は「東大医学部は、勉強ばかりやってきて、バスケはそんなにまじめにやってないんだろうなぁ…」と思っていたのですが、練習に参加して驚かされました。バスケットの練習もとても熱心ですし、年下で他大の私に対しても気軽に話しかけてくれたり、バスケのアドバイスを求めてくださったりと、「バスケットを上達しよう」という気持ちをはっきりと感じることができたのでした。それだけではなく、高校時代にはドラゴンクエストのゲームを全シリーズやりこんでいたり、大学時代もポケットモンスターを全種類集めていたりなど、ゲームにも打ち込んでいれば、バイクの免許を取って北海道までツーリングに行っていたり、おしゃれに気を使って原宿で読者モデルになっていたりなど、高校時代も大学時代も勉強だけにとらわれず、高校生活・大学生活をとても熱心に楽しんでいるのでした。

中学・高校時代の仲間の大切さ

 その東京大学医学部の友人たちが声をそろえて言っていたのが「友達が東大を目指しているから自分も東大を目指した」「先輩が医学部に行っているから自分も医学部を受験した」という意見です。やはり、受験勉強を戦うには、中学校・高校の友人・先輩との環境の中で、「当たり前に勉強する環境」が整っていることが重要なのだと感じた次第です。

山形に戻り、創塾へ

 大学卒業後は地元の山形に帰り、医師として仕事を開始した形ですが、山形で高校生活を送ってきた私にとって、東京で経験させられた「受験を教える先生の質」「受験を一緒に戦う仲間の環境」という2つの要素は、やはりまだ山形には足りないものだと痛感させられました。「東大合格」「医学部受験」を目指すような専門的な予備校どころか、大手の予備校すらないような山形では、東大医学部の方々のように「受験の準備を進めながら、心から高校生活・大学生活を楽しむ準備ができるのだろうか?」と考えさせられたのです。

 その環境を少しでも良くしたいと考え、この“鉄山塾”を創設させていただきました。この塾では、主に「東京大学」もしくは「医学部」を受験の目標に設定し、授業を進めてまいります。ただし、授業は受験の核となる「数学」と「英語」を基本とし、その2科目を中学時代から徹底的に鍛えていきます。カリキュラムは無理のない範囲で先取りしていき、高校3年生には志望校の過去問演習に余裕を持って取り組むことのできるよう、準備を進めていきます。

自律的な学習のために

 授業時間だけではどうしても演習まで時間を取ることができません。勉強は自分一人で取り組むことがどうしても必要です。それは他の習い事も一緒だと思います。

 例えば、野球の練習は、チームでの練習時間の週3日程度ではなかなか上達せず、学校に居残ったり自宅で自主練習をすることではじめて他の人より上達するものだと思います。ピアノも、ピアノ教室の週1回のレッスンで上達するわけではなく、ピアノ教室で習ったことを意識しながら家で繰り返し練習することで上達するものだと思います。

 それは勉強も一緒であり、「塾の授業でお伝えしたことを自宅で復習し、それをもとに問題演習する」ということで理解が深まり、記憶に定着し、他人と差がついてくるのです。その「自分で勉強する方法」を指導し、「自分で勉強したくなるモチベーション」を維持するのが鉄山塾の目的であり、授業の内容を踏まえて生徒さん自身が自宅や自習室で徹底的に問題演習をこなせるようにすることが受験合格の秘訣と考えます。

学校教育と受験対策

 私自身は「学校は勉強を教える場所ではない」と考えており、「学校の先生は受験の指導者ではない」と考えております。それはネガティブな意見ではありません。学校の先生は大学の教育学部で「教育論」を学んでいる方々であり、「受験対策を学んでいるわけではない」からです。学校の先生方からは、勉強・体育・道徳の授業を通して社会生活を学び、大人や友達との人間関係を身につけて欲しいと思います。

 逆に、受験対策をしっかりと学んできているのは塾の講師の先生であり、東京大学医学部の学生さんであると信じます。東京大学医学部の友人たちをはじめ、有名私立高校の出身者に話を聞くと、共通して話してくれるのは「学校の授業は先生の趣味みたいな小難しい話ばかりで面白くない」「受験対策は塾で徹底的にやってきた」という意見です。東京の有名私立高校ですらそのような現状があることを考えると、山形の中学校・高校だけで受験対策を行うのは難しいと考えて当然だと思います。やはり、山形にも「受験対策ができる塾」が必要であり、「受験を共に乗り越えられる友達との環境」「モチベーションを維持できる社会人のバックアップ体制」を作ることが重要と考えます。

社会人を見据えて

 さらに、鉄山塾の大きな“目的”は将来の寒河江を、山形を、そして日本を担う人材を育てることです。そのための一つの目標が「東大合格」であり、「医学部合格」だと考えております。大学合格は人生のゴールではなく、あくまで人生の通過点です。鉄山塾では「社会人になりどのような仕事をしたいか、どのような人生を歩みたいか」を、中学生・高校生のうちからしっかりと考えるために“社会人講師”も準備しております。医学系の講師を中心に、政治・経済・金融・IT など、各分野の優秀な方々にご協力を依頼しております。各分野の最先端の仕事内容や、その仕事をしている方々の仕事観に触れ、自分の将来の仕事選びの参考にしてくたばれば幸甚です。

最後に

 手前みそにはなりますが、塾講師の東大医学部の学生さんや、社会人講師の方々は私の個人的なつながりの中で、寒河江への教育の思いを伝えたときに、すぐに「手伝わせてもらいます!」と仰ってくださった方々ばかりです。私自身がこのような優秀な方々とつながることができたのも、寒河江や山形の地域の皆様に温かくも厳しく育てられ、「人とのつながりを大切にすること」「謙虚な姿勢で仕事をすること」「感謝の気持ちを忘れないこと」を叩き込んでいただいたおかげだと思います。寒河江をはじめとした地元の皆様方には日々感謝の念を抱きながら仕事に邁進しております。今後は、私自身もですし、私の友人である学生講師・社会人講師の方々と一緒に、寒河江や山形の子供たちに恩返しさせていただければと思います。